渋谷区では帯状疱疹ワクチン任意予防接種費用の一部を助成しております。
50歳以上の方は合計20,000円(1回1万円の2回分)の助成を受けられます。
また、令和7年4月1日から帯状疱疹ワクチンの定期接種化が始まり、年度末年齢が65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳以上の方が対象接で、接種費用は無料です。
詳細はこちらをご確認ください。
帯状疱疹ワクチン接種費用の一部助成
帯状疱疹とは
子どもの頃にかかった「水痘(みずぼうそう)」の「水痘帯状疱疹ウイルス」が体内の神経節に潜伏していて、長い年月を経て再び活動をはじめることで発症する感染症です。水痘帯状疱疹ウイルスはヘルペスウイルスの1種で、水ぼうそうにかかったことがあればどなたでも帯状疱疹になる可能性があります。代表的な症状は、身体の左右どちらか一方に現れる赤い斑点や小さな水ぶくれのような発疹で、まとまって帯状に現れます。痛みを伴うだけでなく、治った後も強い痛みが長く残る帯状疱疹後神経痛を起こすことがあるつらい病気です。特に発症が多いのは50歳代後半~70歳以上の高齢者ですが、若い世代が発症するケースも増えてきています。水ぼうそうにかかっている子どもと接触する機会が少ないと免疫が追加されずに帯状疱疹を発症するケースが増えると考えられています。
帯状疱疹ワクチンは予防効果が高いため50歳以降に接種することをお勧めいたします。接種には1回で終わるものと2回接種するものとがあり、2回接種のものだと約10年間もちますので2回接種をお勧めしております。(当院では2回接種のみに対応しています。)なお、ワクチン接種から免疫が付くまでには、約1ヶ月かかります。
自治体では帯状疱疹ワクチン接種費用の助成をおこなっている地域もございますので、住んでいる地域の情報をご確認ください。
帯状疱疹(水痘)ワクチンの接種と費用
帯状疱疹ワクチンは以前からあった水痘(水ぼうそう)ワクチンです。平成28年3月18日付で厚生労働省から水痘ワクチンは帯状疱疹予防の目的で50歳以上への接種が適応とされるようになりました。このワクチン接種によって、帯状疱疹の発症を予防し、帯状疱疹を発症しても重症化を防ぐことができます。完全に発症を予防できるものではないため、体調管理には引き続き注意してください。
なお、このワクチンの効果は最短でも10年とされているため、再接種には10年以上の間隔を空ける必要があります。
なお、予防接種は予約制ですので、必ずお電話でご予約ください。
※予約なしでご来院頂いた場合にはワクチン不足等で接種できない場合がございますので、ご注意ください。
種類 | 不活化ワクチン |
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ワクチン名 | 乾燥組換え帯状疱疹ワクチン |
販売名 | シングリックス |
接種回数 | 筋肉注射2回 |
予防効果 | 50歳以上で97パーセント、70歳以上で89.8パーセント |
持続効果 | 約10年以上 |
定期接種の方(令和7年4月1日から)
接種費用
無料
※渋谷区以外の方は住んでいる地域の情報をご確認ください。
接種対象者
年度末年齢が65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳以上の方
接種を受けることができない方
- 明らかな発熱がある
- 重篤な急性疾患にかかっている
- 水痘ワクチンによる強いアレルギー症状(アナフィラキシーなど)を起こしたことがある
- 妊娠している
- 免疫機能に異常のある疾患を持っている場合や、免疫抑制をきたす治療を受けている
- その他予防接種を行なうことが不適当な状態にある
任意接種の方
接種費用
25,000円(税別)
※区に住民票のある50歳以上の方は、1回あたり10,000円(2回分で20,000円)の助成を使えます。
接種対象者
何歳の方でもお受けいただけますが、特に50歳以上の方に接種をおすすめいたします。
接種を受けることができない方
- 免疫機能に異常のある疾患を有することが明らかな方
- 免疫抑制をきたす治療を受けている方
- 副腎皮質ステロイド剤及び免疫抑制剤などによる治療を受けている方
- 妊娠していることが明らかな方